おとり広告で集まった客に、別の物件を販売する悪徳業者

2011.10.14

広告を見て訪ねてきたお客に、「惜しかったですね。この物件はついさっき手付けを打たれたお客様がおられまして。しかし、ほかにもいい物件があります」と言って、営業マンが他の物件を薦めてくる。そんな物件など端っからなかったのだ。お客集めの餌だったのだ。餌に集まったお客を、腕のいい営業マンが釣り上げる。魚釣りに質えれば「まき餌」と同じだ。餌をばらまいて集まった魚を釣り上げる。魚というのは、まさか自分が釣られるなどとは思っていない。逆に、釣る側は用意周到にまき餌まで用意している。絶対に釣ってやろうと手ぐすねひいて待っているのだ。そんなところに無防備で飛び込んだら、どっちが有利かは一目瞭然だ。賢い魚でなかったら釣られてしまう。ひどい物件をつかまされるか詐欺まがいの商法に引っかかるかのどっちかだ。良心的な悪徳業者(良心的な悪徳業者はいないだろうが)なら運よくスカは免れるかもしれない。不動産の価格は相場が決まっていて、そんなに安い物件があるわけがないのだ。安すぎる物件は、何かいわくつきの物件に決まっている。そんな物件には近づかないことだ。世間には甘い話などない。ましてや、赤の他人に儲け話など持ち込むわけがない。そんなに儲かるなら、他人には喋らす借金してでも自分一人で儲けるものだ。それでも、ネズミ講的な話に引っかかる人が大勢いる。今でも、戦時中のM資金に騙される者もいる。安すぎる物件には近づかないことだ。

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