家が腐るという大問題

2011.11.04

1973年のオイルショックをきっかけとして、灯油の消費量をいかに減らすかが国家目標となり、断熱強化が求められるようになった。それ以前から断熱に関心があった北海道では、グラスウールを最初は30ミリ、次は50ミリ、いっそのこと壁の中に目いっぱい詰め込んだらどうかと100ミリの厚さにしたところ、壁体内結露でナミダダケが発生し、家が腐るという大問題が起こった。そこから、断熱強化を図るのであれば、同時に、水蒸気が構造体の内部に浸入しないように防湿・気密屑を設けなくてはならないことに気づく。

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そして、1978年を過ぎて、内部結露で腐る心配のない高気密・高断熱の家造りへの挑戦が始まったのだった。一方、津軽海峡以西では、ハウスメーカーをはじめ工務店、設計事務所のほとんどは、国の求めに従って50ミリ厚のグラスウール断熱材を壁の中に押し込み、天井に敷き並べた。